アイピルの飲み方ひとつで避妊失敗するかもしれない!?

アフターピルであるアイピルは、緊急避妊が目的なので必要になったら飲めばいい、と考える方は多いでしょう。

間違いではありませんが、高い効果を得るための飲むタイミングなどの正しい飲み方があるのです。

そしてアイピルの飲み方によって、避妊が失敗する可能性もゼロではありません。

失敗しないためにも、アイピルの正しい飲み方を知っておきましょう。

アイピルの飲み方

アイピルの服用方法

妊娠を望んでいない女性が、避妊に失敗したときに飲むアイピルですが、いつ飲んでも効果を発揮してくれるわけではありません。

避妊を失敗したセックスから72時間以内で服用する必要があり、なるべく早く飲めばのむほど高い効果(内部リンク:避妊できる確率が95%以上って本当?)が発揮されるのです。

服用は1回1錠のノルレボ法で、水かぬるま湯が推奨されています。

病院やクリニックで処方されるノルレボと同じ有効成分が用いられているため、飲み方も同じです。

ほぼ同じ効果を得ることができて、飲み方も同じなので過去に一度でもノルレボを服用した経験がある人は、安心してアイピルを利用できます。

避妊失敗から72時間以内に飲むことが重要!

高い避妊効果があるアイピルは、72時間以内の服用で約75%つまり4人のうち3人の避妊成功が期待できるのです。

通常20代~30代の自然妊娠の可能性が約30%ありますが、アイピルの避妊率は100%ではありません。

(自然妊娠率)0.3×(アイピルでの避妊失敗率)0.15
=(アイピル服用しても妊娠する可能性)0.045【約5%】

つまり自然妊娠の可能性がある20人が、アイピルの服用で約95%にあたる、19人の避妊成功につながります。

何もしなければ20人に6人が望まない妊娠をしてしまうところ、避妊失敗から72時間以内にアイピルを飲むと20人に1人まで減らすことができるのです。

アイピルの避妊率と服むまでの時間との関係

直後~24時間(1日)以内にアイピルを服用すると、排卵抑制・受精卵の着床阻害の効果が得やすいため、約95%の確率で成功するとされています。

そして24時間~72時間(2日目~3日)以内は、アイピルを含むアフターピル服用のタイムリミットとして推奨されている時間です。

服用して効果が得られるまでに、受精や受精卵の着床が起こっていなければしっかり作用してくれるため、避妊成功率は約75%といえます。

72時間(3日)以上経って、アイピルの服用が遅れてしまっても、120時間(5日)以内に飲むことができれば、約65%の確率で避妊は成功するでしょう。

しかし、服用時すでに受精卵が着床し妊娠してしまっている可能性もあるので、72時間以内もしくは直後などなるべく早い時間でアイピルを飲むことがおすすめです。

アイピルと飲み合わせが悪いものとは

飲む際、特に注意したいのはアイピルの効果や副作用に影響する、飲み合わせの悪いものといえます。

多くいわれているのはグレープフルーツであり、食べ物でもジュースでも薬の成分の代謝を遅らせるので強い副作用を引き起こしやすくする可能性があるのです。

他の飲み物でいうと、コーヒーや炭酸飲料・ジュースなどは、他の薬との相性があまり良くなかったり薬の代謝に影響する恐れもあるため、水かぬるま湯での服用が安全といえます。

また、ペニシリン系やテトラサイクリン系の抗生物質や、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)が含まれている女性ホルモン系のサプリメントも避けたほうがいいでしょう。

アイピルがもつ高い避妊効果を弱める可能性があるので、飲み合わせにも十分な注意が必要です。

アイピルの失敗につながる飲み方もある

アイピルを服用しても避妊失敗する?

正しい飲み方や飲み合わせ以外にも、アイピルでの避妊失敗につながってしまう飲み方がいくつかあります。

それは、半分に割ることや連続服用、または飲み忘れなどによるアイピルでの失敗です。

例1:アイピルを半分に割って飲む

薬を服用して副作用が強かったりすると、半分などに割って飲むことが推奨される種類もあるのですが、アイピルは違います。

有効成分としてレボノルゲストレルが1.5mg配合されていて、緊急避妊をするには必要な成分量なのです。

もし割って半分量だけ飲むと、体内のホルモンバランスが少し変化するだけで避妊効果は十分に得られずに失敗してしまうかもしれません。

そのためアイピルは必ず、1回1錠をそのまま服用してください。

例2:アイピルの連続服用は意味がない

アイピルで緊急避妊をおこなった翌日にも、避妊に失敗してしまうこともあるでしょう。

しかしアイピルは強制的に生理を引き起こすため、身体にはとても大きな負担がかかります。

そして1錠には緊急避妊には十分な成分量が配合されているため、5日~3週間後に起こる避妊成功の証である生理が確認できたら、服用して大丈夫です。

もしその間に緊急避妊が必要になって、連続服用したとしても摂取するホルモン量が過剰になるだけで1回目の服用に対する効果があるだけで変わりません。

それどころか、ホルモンバランスが余計に乱れることで酷い副作用を引き起こしやすくなるので、注意しましょう。

さらに1回目のアイピル服用で排卵は遅れるので、直後に緊急避妊が必要な状況になったときには妊娠しやすくなる危険性もあるので、成功か失敗が分からない間のセックスは控えることをおすすめします。

例3:アイピルを飲み忘れた

副作用の嘔吐が、アイピルを飲んでから2時間以内に起きたが、飲み直しもしていなければ、緊急避妊ができていない状態です。

また飲み直しをする時でも、セックスから72時間以内であることが大切といえます。

嘔吐したタイミングが、アイピルの服用から2時間が経つ前なら、飲み直しをしなければ緊急避妊も失敗してしまうでしょう。

アイピルの併用禁忌薬は?

緊急避妊に用いるアイピルの併用禁忌薬はありませんが、抗けいれん薬やHIV感染症治療薬などと併用する場合は注意が必要です。

そして医薬品ではありませんが、アイピルの有効成分に影響する女性ホルモンが配合されているサプリメントは多数存在しているので、念のため医師に確認することをおすすめします。

正しいアイピルの飲み方で高い避妊効果が得られる

高い避妊効果を持っているアイピルですが、飲み直しや半分に割ること・連続服用などの影響で、緊急避妊を失敗してしまう可能性もあるのです。

このように飲み方ひとつで避妊失敗しないためにも、飲むタイミングや飲み合わせなど正しいアイピルの飲み方をおこなって、高い避妊効果を得られるようにしましょう。